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【山下和仁】火の鳥&バッハ 3Daysコンサート in Japan
世界的ギタリスト「山下和仁」によるソロリサイタル。
11月13日はストラヴィンスキー作曲の『火の鳥』(山下和仁編曲)を、そして12月24日&25日にはバッハの名作『無伴奏チェロ組曲全曲』という、2022年のクラシック界&ギター界にとって衝撃的なプログラムを披露。
『火の鳥』は大編成のオーケストラによる超大作であり、その作品をたった6本の弦に編曲し演奏できるのは「山下和仁」以外には誰もいない。超絶技巧のオンパレードであることは言わずもがな、極限にまで研ぎ澄まされた“ピアニシモ”から、3管編成のフルオケをも超絶するであろう大爆音の“フォルテシモ”まで、クラシックギターという楽器演奏云々を超えた音楽の【極地】に辿り着いたとしかいいようのない世界。
1985年にリリースしたレコード(当時はLP) は世界中から驚嘆され、また絶賛された。その時の日本各地、世界各国でのツアーは“幻”“伝説”ともいわれており、その生演奏に接することができた観客たちの熱狂的かつ興奮した様子は現在でも語り草となっている。
『火の鳥』をこの令和の時代に体験できることは、まさに『奇跡』である。
そしてギター奏者はもちろん、あらゆるチェロ奏者たちをも絶賛する山下和仁による『無伴奏チェロ組曲』。この人類の宝ともいうべき作品は、山下いわく「全曲演奏してこそ、全曲聴いてもらうからこそ意味がある」と、2日間の全曲演奏会が実現した。
このバッハの崇高な作品の前には、擦弦楽器であるチェロと撥弦楽器であるギターとの違いや差を語ることは全くナンセンスなことで、あるのはただ【音楽】としてどう音楽家が立ち向かうのか、どう我々は受け止めるのかということだけだ。それが証拠に1981年リリースしたLP(現在は2枚組CD)は、40年以上経ってもベストセラーとして高い評価を保ち続けている。とある著名な外国人チェリストは「私は生徒にバッハを教えるとき、必ずヤマシタのチェロ組曲を聴かせている」と話した。
混沌とした先行きが見えない2022年のクリスマスイブとクリスマス。2日間に渡り、山下和仁のバッハを聴く。誰もが深い意味を胸に秘め、客席で彼の登場を待つことだろう。
『火の鳥』も『バッハ/無伴奏チェロ組曲全曲』も、1980年代にリリースした作品である。
今年、「山下和仁」は還暦を迎えた。
若かりし頃の演奏とは一味もふた味も違う、山下和仁の演奏を「現在」を味わって欲しい。
それは円熟とか成熟とかで片付けられるものではない。さらに強烈なパワーと意志を伴い、優しさも加わった彼のステージ。
“幻”、“伝説”は、今も生きている。
11月13日はストラヴィンスキー作曲の『火の鳥』(山下和仁編曲)を、そして12月24日&25日にはバッハの名作『無伴奏チェロ組曲全曲』という、2022年のクラシック界&ギター界にとって衝撃的なプログラムを披露。
『火の鳥』は大編成のオーケストラによる超大作であり、その作品をたった6本の弦に編曲し演奏できるのは「山下和仁」以外には誰もいない。超絶技巧のオンパレードであることは言わずもがな、極限にまで研ぎ澄まされた“ピアニシモ”から、3管編成のフルオケをも超絶するであろう大爆音の“フォルテシモ”まで、クラシックギターという楽器演奏云々を超えた音楽の【極地】に辿り着いたとしかいいようのない世界。
1985年にリリースしたレコード(当時はLP) は世界中から驚嘆され、また絶賛された。その時の日本各地、世界各国でのツアーは“幻”“伝説”ともいわれており、その生演奏に接することができた観客たちの熱狂的かつ興奮した様子は現在でも語り草となっている。
『火の鳥』をこの令和の時代に体験できることは、まさに『奇跡』である。
そしてギター奏者はもちろん、あらゆるチェロ奏者たちをも絶賛する山下和仁による『無伴奏チェロ組曲』。この人類の宝ともいうべき作品は、山下いわく「全曲演奏してこそ、全曲聴いてもらうからこそ意味がある」と、2日間の全曲演奏会が実現した。
このバッハの崇高な作品の前には、擦弦楽器であるチェロと撥弦楽器であるギターとの違いや差を語ることは全くナンセンスなことで、あるのはただ【音楽】としてどう音楽家が立ち向かうのか、どう我々は受け止めるのかということだけだ。それが証拠に1981年リリースしたLP(現在は2枚組CD)は、40年以上経ってもベストセラーとして高い評価を保ち続けている。とある著名な外国人チェリストは「私は生徒にバッハを教えるとき、必ずヤマシタのチェロ組曲を聴かせている」と話した。
混沌とした先行きが見えない2022年のクリスマスイブとクリスマス。2日間に渡り、山下和仁のバッハを聴く。誰もが深い意味を胸に秘め、客席で彼の登場を待つことだろう。
『火の鳥』も『バッハ/無伴奏チェロ組曲全曲』も、1980年代にリリースした作品である。
今年、「山下和仁」は還暦を迎えた。
若かりし頃の演奏とは一味もふた味も違う、山下和仁の演奏を「現在」を味わって欲しい。
それは円熟とか成熟とかで片付けられるものではない。さらに強烈なパワーと意志を伴い、優しさも加わった彼のステージ。
“幻”、“伝説”は、今も生きている。
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